保健所に収容されている動物の処分について【その2】

こんにちは!ネオ動物病院のホームページ担当 野崎です!
前回は保健所に収容さえた動物の処分について書きましたが、
今回はその要因について書きます。

前回では、一言「無責任」な飼主と表現しましたが、無責任とは
細かく分けてどのような事があるでしょうか?
ざっとあげると以下の様な事が「無責任」といえるでしょう。

・犬が大きくなって可愛くなくなったから捨てた
・ペット禁止の家でペットを飼って、家主に処分を命じられて捨てた
・引越しが決まったが、引越し先がペット禁止で捨てた
・想定外の出産により、たくさん子犬(仔猫)が生まれたから捨てた
・いうことを聞かなくなったから捨てた
・お金に余裕が亡くなって捨てた
・介護に疲れて捨てた
・仕事が忙しくなって捨てた
・捨てられた犬猫がかわいそうで拾い続けてきたが、経済的にどうしようもなくなって捨てた
・去勢していない雄猫を放し飼いにしている。

あくまで上記は例ですが、事実このような理由で保健所には沢山の犬猫が
収容され、殺処分が行われています。

私は以前、尼崎の動物保護管理センターにお邪魔して、職員さんに話を聞く機会がありました。
その時、色んな話を聞いたのですが、やはりこのような実態は変わらずに存在し、
今もなおそういった理由で動物が収容され続けているのです。

でもこういう事は私達が正しい知識をもってすれば、未然に防げることばかりです。

一つ一つの事項について詳しく説明したいと思います。

・犬が大きくなって可愛くなくなったから捨てた
犬だって猫だって大きくなります。人間だってそうです。
そう思って捨てるくらいなら、動物を飼う資格はありません。
動物を飼う前に、しっかりとその生態がどのようなものか調べましょう。
例えばプードルを飼いたいと思った時、普通のプードルは体高45~60cmで体重は15~19kgの中型犬になります。
ですが、トイプードルだと、体高26~28cm、体重3kg~5kgの小型犬になります。
ただ単にプードルが欲しいと思っても、大きさは2倍近く変わるのです。

・ペット禁止の家で、ペットを飼って、家主に処分を命じられて捨てた
賃貸マンション等に住んでいると、ペット禁止となっているところがほとんどです。
そういった事をきちんと把握せずに飼うと、このような事になります。
事前に禁止とわかっている場合は、飼う前にかならずペット可となっている物件に引越ししなければなりません。
ペット禁止とわかっているのに飼うのは絶対いけません。
バレた時。バレてても何もいわれてなかったが、近隣住人の苦情により命令をされた時
必ず問題になるからです。
そうなるとどうなるか?ペットを処分するか、家を出ていくしかありません。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4868078.html
上記アドレスには、そのような人の相談が投稿されていますが、にっちもさっちも行かない状態が見て取れます。
この人がどのような対応をとったのかはわかりませんが、こうなる前にしっかりとすべきです。

続きは次回の投稿で【次回投稿は12月27日を予定しています。】

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