胆泥(たんでい)は放置するとキケン!です。
胆泥とは胆汁(黄色くてサラサラ)がドロドロになって、タールのようになったものです。
腹部ドックで8~9割の子に胆泥が見つかります。
しかも全く無症状です。
過去に胆泥から胆のう炎をお越し、胆のう破裂にまで進行し、亡くなった子が猫で一例。犬で一例あります。もっと早くにわかっていれば・・・と悔しく思います。
胆のうの周りには腎臓、膵臓、十二指腸など大事な臓器が集まっていて、胆のうが破裂するとこれらの臓器にも炎症が起こり、重症化するのです。胆泥の原因は高カロリー、高脂肪の食生活や甲状腺機能低下症による場合もあります。治療は食生活の改善、運動、利胆剤などです。なかなかなくなりませんが、それ以上増やさない!胆汁の流れを保つ!ことが大切なのです。
早期発見、早期治療の大切さ、秋の夜長にじっくり考えてみてくださいね!