うさぎの鼻涙管閉塞のこと
うさぎの流涙症は不正咬合が原因の場合もあります。
うさぎの下まぶたには涙点という涙が流れるところがあって、鼻まで涙が流れていきます。
この道を「鼻涙管」といい、切歯や臼歯の歯根部の近くを通ります。
歯根が伸びすぎると鼻涙管の通過障害や閉塞を起こします。
感染によって化膿成分が貯留し、涙のう炎や結膜炎なども併発します。
治療には抗生剤の内服、点眼、鼻涙管洗浄、牧草をしっかり食べさせて、不正歯列をコントロールすることです。
いちど発症するとくり返し洗浄が必要となります。
>温めたタオルや手を眼の上に当てる「温湿布」も効果的だよ
※臼歯の歯根部位、鼻涙管、切歯の歯根部位は上記画像内図を参照