小鳥の絶食便
小鳥は絶食状態になると、濃緑色粘液性の下痢をします。
これを「絶食便」といいます。
小鳥は急激で爆発的な運動、つまり急に飛び立たないといけないため、常に高体温(42度)を維持する必要があります。そのためのエネルギーを常に保つため、常に食べているのです。
「そのう」に貯蔵しておいて、胃に少しずつ流すのもそのためです。
消化液である「胆汁」は常に分泌されるので貯めておくための「胆のう」は必要ないので小鳥の胆のうは退化しました。
(身体を極力軽くして飛べるように胆のう、膀胱などもありませんし、便を貯める大腸も短く、便は通過するだけです)なので、絶食時でも、胆汁は常に分泌されるので、胆汁と腸粘液や粘膜がでて緑色の下痢状便が出るのです。人為的要因(餌を切らしたり、フタがされていたり)で食べられない時間があったなら食べさせてみて戻るかを見てください。食欲がないのなら即診療を!