2018年10月度わんちゃんコラム(7歳以上)

腹部ドック+胸部レントゲンを受け付けています!

その症状ホントに老化?その5 症状がでる前に!!の巻

僧帽弁閉鎖不全症という病気があります。
心臓の弁が変形して血液が逆流し、心肥大が起こり、咳や疲れやすさ、呼吸困難、肺水腫などを起こすとても辛い病気です。チワワ、マルチーズ、シーズー、ミニチュアダックスなどの小型犬に多く、HYHA1~4の4つの病気に分かれ、少しずつ進行していきます。そしてNYHA1はなんと「心疾患はあるが無症状」なんです!!つまり「咳が出るんですけど・・・」と来られた時にはもうNYHA2なのです。NYHA1の時点で発見して積極的に治療すれば、咳が出始めてから治療した場合と比べ、7年後の生存率が40%高くなるというデータがあります。
これは一例ですが、定期検診で早期発見することの重要性が伝われば・・・と思います。秋の夜長に相棒のこれからのこと、是非考えて見てくださいね。