2021年9月度小鳥ちゃんコラム

毎晩涼しくなってきましたね。
今回は「気道炎」について。
原因は細菌、ウイルス、真菌、トリコモナスなど。
気管~気のう(肺にあたるところ)の炎症。
症状は、フィンチ類(文鳥・十姉妹)では、プチプチという発生音から始まり、ひどくなると開口呼吸や口バシのチアノーゼ(紫色になる)。肝臓肥大は併発することも!
カナリアはクシュクシュという発生音から尾を上下させる呼吸促迫。眼の周囲に膿瘍を形成することも。インコ類は、初期には水様鼻汁、くしゃみ、結膜炎、進行すると尾を上下させ呼吸困難に。水をよく飲み、鼻汁は膿性となり、鼻孔が詰まり、呼吸と共にズゥズゥ、グルグルといった濁った音が聴こえるようになる。
いずれも早期発見、早期治療が肝心!
ケージ内を28~30℃に保ち、スキマ風などが入らないように気をつけて、抗生剤で治療します。場合によっては酸素吸入も。これから朝晩冷える時期なので気をつけてくださいね!